ゴールデンレトリーバーの仔犬をこのたび家に迎えました!
最初に何を教えるべきですか?
仔犬は人間と暮らす上でのルールを何も知らずにやってきます。
なので、まずは一緒に暮らすためにおうちの中で守らないといけない
ルールを最初に教える必要があります。
この記事では、ゴールデンレトリーバーの仔犬を迎えてまず最初に教えるべきことを紹介しています。
- ゴールデンレトリーバーを初めて飼育する人
- 仔犬を飼う予定だけど、何から教えればいいか悩んでいる人
- これからゴールデンと暮らして行く上で教えたことに漏れがないか確認したい人
ゴールデンレトリーバーを迎えて最初に教えること
ゴールデンレトリーバーの仔犬がやってきてまず最初に教えるべきことは、人間と生活していく上でのルールです。
子犬が1番長く過ごす場所はおうちの中です。
そのためまずは、家の中でのルールを最初に教えましょう。
このおうちの中でのルールをまず子犬に教えないと、今後の生活でお互いが苦痛になります。
では、具体的にどんなことを教えるべきかリストにまとめてみました。
- トイレトレーニング
- 甘噛み
- 物の破壊行動
- 入ってもいい場所、だめな場所
- お留守番
- 吠えぐせ、夜鳴き
たくさんあるように思ってしまうかもしれませんが、どれも室内で一緒に生活していく上でとても大切なしつけになりますので頑張って教えましょう!
①トイレトレーニング
トイレトレーニングは、室内で一緒に生活していく上では最も大切なトレーニングの1つです。
教えるのは大変ですが、早く覚えてもらわないとあちこちで好き勝手に排便排尿をしてしまい、飼い主さんもストレスになります。
子犬がやってきた当日からトレーニングして行きましょう!
トイレトレーニングにはさまざまな方法でのしつけ方がありますが、私のおすすめトレーニングはコマンドトレーニングでトイレを教える方法です。
- コマンドトレーニングとは?
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トイレをする場合に、コマンド(指示)をしてそこにトイレをしてもらうトレーニングです。
簡単に言えば、犬にトイレをしてほしい場所で掛け声(ワンツーワンツーやシーシーシーシーなど)を掛け、その掛け声=トイレを今すぐするというふうに関連付けるトレーニングです。
イメージとしては、オスワリを教えた場合に”オスワリ”と指示を出すと座るようになりますよね。これは犬がオスワリという言葉(コマンド)を覚えて、従ってくれています。
コマンドトレーニングでのトイレトレーニングの方法につきましては、別の記事で詳しく紹介していますので良ければご覧ください↓
ちなみに我が家のゴールデンレトリーバーは、トイレトレーニングは大体生後4か月頃(おうちにきて約2か月)には自分でトイレに行ってトイレをしてくれるようになりました。
ですが、お留守番のときやトイレが汚れているときはたまーにトイレ手前でおもらししていることがあります😅
②甘噛み
仔犬の頃は甘噛み(じゃれたり、遊びの一環で本気ではない噛みつきをする行動)に悩まされる人も多いです。
仔犬は遊びながら犬同士の社会ルールを学びます。甘噛みもそのひとつで、本来なら兄弟犬やお母さん犬にじゃれたり噛んだりして遊ぶときの力加減を覚えますが、ほとんどの仔犬はこの力加減を覚える前に皆さんのおうちにやってきます。
そのため、噛む強さの加減を飼い主さんが教えてあげる必要があります。
特にゴールデンレトリーバーは大型犬ですので、噛む力が小型犬よりも強いです。
うちのゴールデンが家に来たばかりの頃、甘噛みでじゃれているつもりでも、アザがたくさん出来ました😞
甘噛みは歯の生え変わる生後6か月頃まではなかなか完全に治すことは難しいですが、人間は噛んではいけないということを仔犬のうちから教えることが大切です。
教え方はさまざまですが、我が家の場合は痛かったら大げさに「あ!痛!」と言って遊びを中断して無視していました。
そうすることで、これ以上強く噛んだら怒って遊んでくれなくなる…と思うようになります。
我が家の場合は、生後6か月には少しずつ甘噛みも治っていき、今では甘噛みすることなく平穏な日々を送っています(笑)
③物の破壊行動
ゴールデンレトリーバーは大型犬ですので、破壊力は小型犬とは比べ物にならないレベルです。
生後2か月の時点で我が家の愛犬は6kgありましたので、この時点で成犬のチワワよりも大きいのです😱
そのため、例え仔犬であっても油断してると壁に穴を開けたり、ソファーを破って部屋中綿まみれにしてしまうことだってあります。
ターゲットにされやすいものの代表は以下のものです。
- ソファーやクッションなどの中に綿が入っているもの
- 壁や床、家の柱など
- 木製の家具
- ティッシュやペットシーツなどの紙製品
どの家にも必ずあるものばかりです。特に壁や床は、ターゲットにされてしまうとなかなか防ぐのが難しいです・・・
生後6か月ぐらいまでは歯の生え変わり時期ということもあり、何かを噛みたい欲求が特に強く物を壊されやすいです。
もちろん噛んではいけないことを教えていくのですが、それと同時におこなってほしい対策としては、
- 噛んでも良いおもちゃを与える
- お出かけするときなどの目を離す場合はサークルやクレートに入れる
噛む欲求をおもちゃで満たしてもらいつつ、目を離す場合はサークルやクレートに入れて飼い主さんが見ていないときは物を壊されないようにしましょう。
犬は現行犯で叱らないと、あとで叱られても何に対して怒られたかわからない
基本的に犬は現行犯で叱らないと、どの動作に対して飼い主さんが怒ってるのか理解しずらいといわれています。
そのため、目の届くときに何か物を破壊しようとしたらその場で叱り、物を壊してはいけないということをそのときに教えないといけません。なので、お留守番や目を離す場合はサークルやクレートに入ってもらうことが大切なのです。
④入ってもいい場所、だめな場所
将来、室内フリーでの飼育を考えている飼い主さんは、わんちゃんが入っていい所とだめな所を教えておく必要があります。
我が家ではキッチンの立ち入りは禁止されているわん
入ってほしくないお部屋や場所についてはその家庭によってさまざまだと思いますが、特に多い場所は以下の3か所です。
- キッチン
- パントリーなどの収納庫
- 書斎や仕事部屋など
キッチンは包丁やコンロなどの危ないものがたくさんありますし、食べ物を取り扱うので毛などがお料理に入らないようにするためやわんちゃんが食べてはいけない食品(たまねぎなど)が置いてあったりなど、危険がいっぱいですよね。
そのため、キッチンにはペットゲートをつけたりしてわんちゃんの立ち入りを禁止する人は多いと思います。
パントリーなどの収納庫も衛生的に入ってほしくなかったり、食べ物がたくさん置いてあったりしてイタズラされやすい場所なので基本的には出入りを禁止したい場所です。
立ち入ってほしくない場所に扉がある場合は必ず閉めるようにし、無い場合はペットゲートなどを上手く活用したりして日頃からここは入ってはいけない場所ということをわんちゃんに示すようにしましょう。
⑤お留守番
お留守番は家庭によってさせる頻度や時間が違いますが、ある程度お留守番の練習をしておくことは分離不安予防にもなります。
分離不安とは、飼い主さんと離れると過度な不安(ストレス)を感じてしまい、自分自身を傷つけたり、吠え続けたりなどの問題行動を起こしてしまう精神疾患です。
いきなり長時間のお留守番をさせてしまうと、わんちゃんは群れで暮らす動物なので一匹でいることに対してとても不安になります。
最初は1分でもいいので、わんちゃんのいる部屋から離れてみて、その後5分、10分…と少しずつ時間を伸ばしていき、飼い主さんがいなくなっても必ず戻ってくるということをわかってもらいましょう。
また、お留守番のときは退屈しのぎになるおもちゃやガムなどを置いておくことで、夢中になっている間はお留守番していることを忘れられるのでぜひ活用してください。
特におすすめなのはコングです。中にペースト状のおやつを入れたり、フードを詰めたりできるもので、我が家でもお留守番のときは必ずコングを置いておきます。
行くときと帰ってきたときには構いすぎない
どうしてもお留守番させるとなると、「〇〇ちゃん行ってくるねー」と行く前に構ってしまいますが、実はこれはやらない方がいいと言われています。
わんちゃんは頭が良いので毎回この掛け声や雰囲気を覚えてしまって、留守番だと察してしまうからです。
また、帰ってきたときには大喜びでお出迎えしてくれると思いますが、このときに過度に構うことは避けましょう。
理由は、帰ってきてまだわんちゃんのテンションがMAXのときに褒めたりすることで、留守番はさみしい、もうしたくない!という気持ちを高めてしまうからてす。
帰ってきてから、わんちゃんのテンションが少し落ち着く5分程度はあまり構わずに、少し落ち着いたぐらいで軽く触ってあげたり、普段通りのスキンシップをとりましょう。
⑥吠えぐせ、夜鳴き
吠えぐせは一度習慣化してしまうと、しつけなおすことが難しくとても時間がかかると言われています。
そのため、仔犬のうちから吠えやすい音に慣れてもらったり、寂しくなっても鳴かないようにトレーニングしておくことが重要です。
- インターホンの音
- わんちゃんの鳴き声
- サイレンの音(救急車や消防車など)
- サークルに入れたとき
- お留守番のとき
インターホンの音、わんちゃんの鳴き声、サイレンの音はキーが高く、音も大きいためわんちゃんが吠えやすい音です
最近はYoutubeの動画でわんちゃんが吠えやすい音を集めた動画を作ってる方もいるので、その音を毎日聞かせてみたり、インターホンなどは自宅で家族に押してもらったりして、仔犬のうちから音に慣れてもらいましょう。
もし、このときに吠えてしまうようなら、おやつなどを食べさせながら音を鳴らし、もし吠えなかったら大げさに褒めてあげましょう。
おやつを与えていても吠えてしまうようなら与えるのをやめて、無言でサークルやクレートに入れてしばらく無視しましょう。
何度か繰り返すことによって、吠えたらおやつも取り上げられて、サークル(クレート)に入れられてしまうと思わせます。
要求吠えや夜鳴きに対しては完全無視が効果的
サークル(クレート)に入れたときに吠えてしまう場合や、夜鳴きする場合は気になっても無視するのが効果的です。
理由としては、吠えているときに近寄ってしまうと、吠えれば飼い主さんが来てくれると思うようになるからです。
吠えても飼い主さんが来てくれないと、次第に吠えても疲れるだけとわんちゃんが理解して、次第に吠えなくなっていく場合が多いので、心配なのはわかりますがここはぐっとこらえて吠えても無視してください。
並行して犬の社会化を学ぶ
生後3週間~14週間頃までが犬の社会化期と言われています。
この時期に経験したことに対しては、特に不信感を持たずに順応しやすい時期と言われています。
そのため、生後3,4か月頃までに色んな経験をさせてあげることで、わんちゃんが人間社会に順応してお互いにストレスなく生活できるようになりますので、とても大切な時期になります。
この生後3,4か月というのは、ちょうど仔犬が我が家にやってくる時期と重なります。
犬の社会化期と聞くと難しく聞こえてしまいますが、簡単にいうと色んな経験や体験をたくさんしてあげることで、わんちゃんが勉強するイメージです。
人に例えると、いろんなことを学べる学生時代のイメージに近いです
- 人との触れ合い方
- 犬同士のあいさつ、マナー
- 色んな音に対する慣れ
- 外の世界
- 苦手になりやすい部位(耳、足先(爪)、口など)に触れる練習
人との触れ合い方はまずは飼い主さんとの信頼関係づくりから始めてみましょう。
犬同士のあいさつやマナーは、パピー教室などに参加してみると同じ時期に生まれた仔犬と一緒に勉強することができるのでおすすめですよ♪
外の世界はまだワクチンが終了していなくてお散歩ができない場合でも、抱っこして家の周りを一周してみたり、お庭やベランダで少し地面を嗅いでもらったりするだけでもひとつの経験になります。
生後3,4か月ですでに10キロ越えのゴールデンが多いと思うので、抱っこで町内一周は結構過酷ですけどね・・・😂
まとめ:仔犬の時期は教えることがいっぱい
仔犬の時期は教えることがたくさんで飼い主さんも大変だと思いますが、どれも一緒に生活するには必要なことです。
仔犬時代は思い通りに行かなくて落ち着いて暮らせる未来が想像できませんでしたが、1歳になった現在、気付けば落ち着いてきました。
- おうちでのルールはこれから長い間一緒に暮らすうえで必要なルールなので、仔犬がきたその日からトレーニングを始める
- 並行して社会勉強をすることで、いろんなことに順応してもらいやすい
最後に・・・
教えることがいっぱいで大変な時期ですが、この頃の写真をたくさん撮っておくことをおすすめします。
ゴールデンの仔犬時期はあっという間に終わってしまいます。私はこの時期、あまり写真を撮ってなかったので今となって後悔しています😭
ここまで読んでくださりありがとうございました!
素敵なゴールデンレトリーバーライフを送れますように。🐾🐶