犬用の紙オムツは人間用に作られている紙オムツよりも値段が高いんですよね。。
消耗品だし、少しでも費用を抑えたい。
そんな方におすすめしたい方法が、人間用オムツを少しだけアレンジして犬用のオムツとして使用する方法です！
手間はかかりますが、ペット用オムツよりも１枚当たり３４円～１１５円ほど節約できる可能性があります。
※２０２２年１０月時点のAmazonにて独自調査した結果。オムツの価格はメーカーやお店によって異なりますので参考程度に。
筆者は動物病院で４年間動物看護師として働いていました。
SAWA私が働いていた動物病院で今回紹介するアレンジオムツの作り方を教えてもらい、患者さんをはじめたくさんの方にいいねをいただきました！
- オムツ代を節約したい
- 人間用オムツをアレンジして使う方法を知りたい
- どれくらいお得なのか知りたい
そんなお悩みがある飼い主さんはぜひ読んでくださいね！
犬用オムツと人間用オムツの大きな違いはしっぽの穴！
犬用オムツと人間用のオムツの大きな違いは、
- しっぽの穴が開いているかどうか
- 足を出す部分のサイズや位置
この２つです。
犬用オムツは犬用として作られているので、最初からしっぽの穴が開いていますし、足を出す部分も犬の形を意識して作られていますのでフィットします。
SAWAとにかく節約したい方には今回紹介する手作りオムツが、フィット感やデザインを大事にしたい方には既製品がおすすめです。
犬用オムツで有名なのはマナーウェア！
ポチップ
＼既製品はこんな方にオススメ／
- デザインにこだわりたい
- オムツのフィット感を大切にしたい
- 手作りオムツが大きすぎる小型犬
SAWAコストは手作りオムツより割高ですが、わんちゃんの体に一番フィットするのはやはり既製品です。
人間用オムツをアレンジして使用する場合は、犬用オムツの形になるべく近づける(=しっぽの穴を開ける)ことで、犬用オムツとして問題なく使用できます。
足を出す部分の穴は、わんちゃんの太ももの周囲によっては人間よりも太くきついのでは？と感じるかもしれませんが、ギャザーは柔らかく結構伸びますのでほとんどのわんちゃんは問題なく使用できます。
人間用オムツをアレンジ！用意するもの
【用意するもの】
- 愛犬に合う人間用オムツ(おすすめははかせるだけでOKのパンツタイプ！)
- ハサミ
- テープ(医療用サージカルテープがおすすめ！)
＼医療用サージカルテープは肌に優しくかぶれにくいのでおすすめです！／
ポチップ
作り方の流れ
- オムツを広げて、しっぽの位置に十字の切り込みをハサミで入れる
- 切り込みを入れたら、中の吸収剤が出ないようにテープを貼る
- 完成！
SAWAとっても簡単な３ステップ！
それでは実際に詳しく画像付きで解説していきますね↓
①オムツを広げて、しっぽの位置に十字の切り込みをハサミで入れる
まずはオムツを広げて、しっぽが出る位置を確認します。
しっぽの出る位置を確認できたら、そこにハサミで十字の切り込みを入れていきます。
まずは縦方向に切ります。
続いて、縦方向に切った切り込みの真ん中にハサミを入れて、左、右と切っていきます。
十字の大きさはしっぽの直径よりも大きくなるように切ってください。
↑十字の切り込みができました。
SAWAしっぽの穴の開け方はいろんな開け方(切り方)があるみたいですが、今回は私が働いていた動物病院で実際におこなっていた切り方を紹介しています。
②切り込みを入れたら、中の吸収剤が出ないようにテープを貼る
中の吸収剤が外に漏れないために、テープを貼っていきます。
テープはセンター部分を切り口に合わせて、半分に折って止めるイメージです。
使用するテープの種類は医療用のサージカルテープがおすすめです。
ポチップ
サージカルテープは医療用のテープのことで、皮膚に直接貼ってもかぶれにくいように作られています。
オムツにもしっかりくっつきます。
テープの幅が狭すぎると貼るのが難しいので、2cmぐらいのもの(1.8mｍや2.5mm）がおすすめです。
切り口全てにテープを貼り終われば完成です。
③完成！
とても簡単にできました。
どんなに不器用な人でも簡単に作れます！
↑しっぽ周りのイメージ図です。
しっぽの部分が窮屈そうでしたら再度ハサミで切り込みを調整してください。
多少切り込みが大きい分には問題なく使用できます。
わんちゃんの体重別：人間用オムツを使う場合のおすすめサイズは？
以下で紹介している目安サイズは赤ちゃん用オムツで有名なパンパースでのおすすめサイズです。
オムツの各メーカーによっては、もしかしたら紹介したサイズが合わないことがあるかもしれませんのでご注意ください。
- ３～５キロ…新生児サイズ(テープタイプのみ)
- ５～１０キロ…Sサイズ
- １０キロ前後…Mサイズ
- １０～１５キロ…Lサイズ
- １５～２０キロ…BIGサイズやXXLサイズ
- ２０キロ以上…介護用のアテントSサイズ(大人用)
※あくまで目安です。骨格により多少サイズが前後します。
SAWA３キロ以下のわんちゃんは人間用オムツで一番小さなテープタイプ(新生児より小さいサイズ)でも大きすぎるかもしれません。
＼パンパースはネットで買うとお得♪／
男の子でも人間用オムツは使えるの？
オスのわんちゃんの場合は、履かせるオムツだけではオムツの長さが足りずにおしっこが漏れてしまう場合もあります。
SAWA私の経験した中では、まだ動きが活発なわんちゃんは動いている間にずれてしまい、カバーできないケースが多かったです。
そういったわんちゃんのために、犬用オムツの中にはオスのわんちゃん用にマナーベルトタイプが販売されています。
マナーベルト型の犬用オムツで有名なのはマナーウェア！
ただし、マナーベルトタイプは尿専用なので、便をカバーするためにはオムツも併用しなければいけません。
マナーベルトタイプは自作可能？
SAWAマナーベルトタイプも、人間用オムツのパンツタイプで自作可能です。
【簡単３ステップ！】
- 人間用オムツのパンツタイプを準備します
- パンツタイプの左側と右側をハサミで縦に切って長細い状態にします
- 巻いて使用します。(イメージとしては、腹巻きのように巻くイメージ)
＼マナーベルト型(男の子用)のオムツの作り方をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へ！／
お値段はどれぐらいお得？
人間用オムツを使用する最大のメリットは、犬用オムツよりもお安く使用できるということ。
そこで、実際にいくらぐらいお得なのか、価格を調査してみました。
(※オムツの価格はお店によって異なります。今回紹介している価格は２０２２年１０月時点でのアマゾンで販売しているオムツ価格を参考にしています)
| (おおよその犬の体重) | 犬用オムツ※１枚あたり (ユニチャーム) | 人間用オムツ※１枚あたり (パンパース) |
|---|---|---|
| 超小型犬 (2.5kg～4.0kgぐらい) | SSサイズ１枚あたり ５３円 | 新生児用テープ １４円(３９円お得) |
| 小型犬 (3.0kg～5.5kｇぐらい) | Sサイズ１枚あたり ５６円 | パンツSサイズ１枚あたり ２２円(３４円お得) |
| 小型犬 (4.5kg～8.5kgぐらい) | Mサイズ１枚あたり ５９円 | パンツMサイズ１枚あたり ２３円(３６円お得) |
| 中型犬 (6.0kg～12.0kgぐらい) | Ｌサイズ１枚あたり ６３円 | パンツLサイズ１枚あたり ２７円(３６円お得) |
| 中型犬～大型犬 (12kg以上～25.0kgぐらい) | LLサイズ１枚あたり １７９円 | パンツXXLサイズ１枚あたり ６４円(１１５円お得) |
上記の表を見ていただいてわかる通り、人間用オムツを使用した方がかなり節約できます。
人間用オムツをアレンジするのはひと手間かもしれませんが、慣れてしまえば簡単に作れます。
介護生活は数年続くことも考えられますので、金銭的な面からみれば断然人間用オムツがおすすめです。
まとめ
【今回の記事の要点をざっくりまとめ】
- 犬用オムツと人間用オムツの大きな違いはしっぽの穴があるかどうか
- 人間用オムツに少しアレンジするだけで犬用オムツとして使用できる
- 作り方は、しっぽの穴の位置に十字に切り込みを入れてテープで切り込み部分を覆うだけ
- ひと手間はかかるが、犬用オムツよりも割安でコスパ◎
人間用オムツは薬局やスーパーなど、手軽に手に入りやすいのも助かりますよね！
一度作り方を覚えてしまえば、ながら作業でも簡単に作れるので節約したい方にはおすすめです。
SAWAもしこの記事を読んで、実際に作ってみて良かった！と思う方は写真とか感想を教えてもらえたら励みになります
他にも男の子用オムツのアレンジ方法や、わんちゃんの介護に関する記事を書いていますので良ければご覧ください
＼男の子用マナーベルト型オムツのアレンジ方法はこちら！／
＼寝たきりのわんちゃんにおすすめのマット・床ずれ対策の記事はこちら／
