犬を飼っている人は散歩に行くので、自然と“おやつをもらう”行為が他のペットよりも身近にあると思います。
おやつをもらうこと自体は悪い行為ではなくて、どう思うかは飼い主さんによるものが大きいので、もらって嬉しいと思う人もいれば嫌だと思う人もいると思いますが、我が家はもらいたくない派です。
この記事では、
- 我が家が出会った、断ってもうちの犬におやつを与える困った人の話
- どうして自分の犬ではないのにおやつを与えるのか
- おやつを与えられないようにするための対策
についてご紹介します。
おやつをもらって困っている人の参考になりますように・・・!
おやつをもらうことによるメリットとデメリット
何度も言いますが、おやつをもらうこと自体は悪いことではありません。
私はおやつはやめてほしい派ですが、以下のメリットもあります。
- 仔犬の時期の社会化の練習(知らない人からおやつをもらうことで警戒心を少なくする練習ができる)
- おやつ大好きな場合は愛犬が喜ぶ、散歩が楽しくなる
もちろん、飼い主としては愛犬が嬉しいならそれに越したことはないと思います。
ですが、人によっては愛犬の食事をダイエットなどで制限していたり、アレルギーなどの持病を持っていたり、決まったものしか与えたくないという人も多いと思います。
- どんなおやつか詳細がわからないことが多い
- 体質に合わない場合がある
- 知らない人とコミュニケーションをとらなければならない
我が家はメリットよりもデメリットの方が大きいと思ったことと、以下の4つの事情があっておやつはお断りしています。
- 愛犬がアレルギー体質だから
- 皮膚が弱く、よく皮膚炎になってしまうから
- おやつに対する執着心がすごいから
- 食事にこだわりたいから
断ってもうちの犬におやつを与える困った人の話
私の愛犬はゴールデンレトリーバーで大型犬です。
犬が好きな人はゴールデンレトリーバーは人懐っこい&おやつ大好きというイメージが強いと思いますし、実際我が家の愛犬もその通りの性格です。
そのため、犬好きの人からは高確率で声をかけられますし、愛犬は犬同士でもほとんどの仔ときちんと挨拶できるとても良い子です。
お声がけ自体は嬉しいですし、愛犬をほめてもらえるのはとても光栄なことです。
ですが、おやつは与えてほしくありません。
理由は上記でご紹介した4つが主ですが、私の場合はおやつを与えようとしてくる人にはアレルギーなので与えないで下さいとまずは伝えています。
愛犬は本格的なアレルギー検査はしていませんが、食べ物によって体をかゆがったりします(添加物が入っている食べ物は特にかゆがります)
ほとんどの人はアレルギーがあると伝えると、おやつを与えることを諦めてくださいます。
そしてそれが普通ですよね。
だってアレルギーの重症度によっては死んでしまいますから・・・
ところが、時々散歩でお会いする犬連れの男性がいるのですが、その方は毎回毎回我が家の愛犬におやつを与えようとします。
初めはアレルギーなので・・・と伝えてあげないでもらっていましたが、ここ最近は「同じエサばかり与えているからアレルギーになるんじゃないの?」「このおやつは無添加だから大丈夫だよ」などと何かと理由をこじつけて与えようとします。
愛犬はエサへの執着が強いタイプなので、おやつを見せるとすごい勢いで興奮してしまうのですが、それが自分に懐いていると思っているのか嬉しいようです。。
しかも、断っているのに勝手にマテの号令をかけて、言うことを聞かなかったら「甘やかしてるんでしょ?」とマウンティング・・・
そりゃあなたとの信頼関係も出来てないし、愛犬のマテに対する号令が「ステイ」などマテと教えていない場合もありますよね。。
あなたのそれはただおやつで釣っているだけで、愛犬のためにもならないし迷惑です(と、しっかり伝えたいけど怖くて言えません
そして2022年現在もこのおやつをあげてくる男性とは、時々散歩で会ってしまいます。
「アレルギーなのでおやつはやめてください、かゆがってるんです」と何度伝えても「私のおやつは無添加のおやつだから大丈夫だよ~」といい、今もなお気にせず与えてきます。
こちらの姿を見つけると近付いてきますので、気付いたら道を変えて曲がったりしていますが、おそらくご近所さんなので毎回会わないようには難しいですね・・・
私や夫の断り方がやんわりすぎるのか、本当はガツンとすごい剣幕で”やめてください!迷惑です!”と伝えた方がお互いのためなのかもしれませんが、その人が逆ギレしたり大きなトラブルになってしまった場合、ご近所かもということもありますし、断っているのにおやつを与えてくる時点で非常識な人で常識が通用しない面倒な人だと思うので、我が家ではその人がよく散歩している時間帯を避けたりするぐらいしか対策はとれていません。
おやつを与えようとしてくる方には何人も出会ったことがありますが、ほとんどの人がきちんと一言「おやつを与えていいですか?」と聞いてくださったり、アレルギー体質なのでごめんなさいと伝えると与えてはいけないとわかってくださる人ばかりなのですが、いろんな人間がいますので全員が納得してくれないのも事実です。
結局は、断ってもおやつを与えようとしてくる人はこちらが何を言おうと自分は間違っていないと思っている人なので、何を伝えても無駄な場合が多いです。
一時期は本当にこの行為で悩みましたし、毎回そういう人に会わないかとひやひやしながら散歩に行っていました(今も時々そうゆう気持ちになります)が、愛犬の楽しみを減らしたくないので散歩コースを日替わりにしたり、時間帯を決めずに散歩へ行ったりなどの対策をしています。
どうして自分の犬ではないのにおやつを与えるのか
自分の犬ではないのにおやつを与える人は、ほとんどの人が悪気なく、むしろ喜んでもらえると思っておやつを与えています。
主な理由としては以下の通りです。
- 自分になついてほしい
- おやつを欲しそうにしている(と思っている)から
- 犬が喜ぶから
- 飼い主と仲良くなりたいから
- 自分が犬飼いの先輩としてアドバイスしたいから
- おやつを与えることで飼い主も喜ぶと思っているから
ほとんどの犬はおやつが大好きです。
おやつを与えることで犬との距離を縮めることができますので、気に入った犬や仲良くなりたい飼い主がいる場合はおやつを与えて犬友達になろうと思っている人もいます。
なかなかはっきりと与えないでくださいと伝えるのは勇気がいると思いますし、犬にとってはおやつをもらえて嬉しいかもしれませんが、一度でもおやつをもらってしまうと前は良かったのに?と思われてしまう場合もありますので、最初にきちんと伝えることが大切です。
すでにもらったことがあり、次は断りたい場合は明確な理由を作り、あれからあなたを含めて他の人にもおやつを与えないようにしてもらっていることを伝えるのがおすすめです。(例:動物病院でダイエットをすすめられておやつを制限している、お腹を壊してしまった、犬の訓練士さんにトレーニング以外のおやつを止められているなど、動物のプロの人やその場にいない誰かのせいにすると断りやすいです
おやつを与えられないようにするための対策7つ
おやつを与えられないようにするためのおすすめ対策をまとめてみました。
- 散歩の時間帯を変える
- 散歩コースを変更する
- 強面の家族や、サバサバした性格の家族に散歩をしてもらう
- イヤホンをつける
- 早足で散歩する
- 犬のトレーニングをする
- しっかりとした理由をつくる
本当ははっきりと断るのが一番ですが、断りにくいこともあると思いますし、断っても何かと理由をつけておやつを与えてくるような人の場合は、自分で対策するしかありません。
私の場合は、散歩の時間帯を人の少ない時間帯にしたり、暗くなった時間に散歩することでおやつをもらう頻度がかなり減りました。
おやつを与える人は、犬同士や飼い主さんと交流をとりたいと思っていることが多いので、お散歩ラッシュの時間帯に散歩していることが多いです。
お散歩ラッシュの時間(私の家周辺では、朝7時~9時台、夜17時台)を避けるだけでも、おやつを断る回数が減ったため気持ちが楽になりました。
夫が散歩に行ってくれるときは、早足でイヤホンをつけて声をかけづらい雰囲気を作っているそうです。(夫も私と同じで断るのは苦手なタイプです)
本当は私や夫以外からもらったおやつを食べないようにトレーニングするのがベストですが、食べることが大好きな愛犬に教えるのはなかなかハードそうですし、教えるのに時間もかかりそうです。
また、急におやつを与えられそうになっても慌てず断れるように、しっかりとした理由を伝えられるようにしておきましょう。
断りにくいな・・・と思う人は自分の意思というよりは事情があってやむを得ずおやつを与えないようにしている旨を伝えると断りやすいです。持病(アレルギーや腎疾患、糖尿病など)があって決められた食事しか与えてはいけないと獣医師に言われている、動物病院の健康診断で太りすぎと言われてダイエットのため今はおやつを制限している、お腹を壊しやすいなど、体調と直結する理由などはおやつを控えてもらえる場合がほとんどです。
まとめ
世の中にはいろんな人がいますので、おやつを与えないでほしい旨を伝えても理解してもらえない場合があります。
実際に私は愛犬がアレルギー体質なのでそのおやつは食べられないんですと断っても「うちのおやつは無添加だし大丈夫!」などと何かと理由をつけておやつを与えてくる人に出会ったことがあります。
おやつをもらうこと自体は悪いことではありませんが、与えてほしくない飼い主としては困ってしまいますよね。
自分の犬以外におやつを与えてくる人は、ほとんどの人は悪気がなく、犬が喜ぶし飼い主も喜んでくれるだろうと勝手に思っていることが多いです。その気持ちは嬉しいですが、一度もらってしまうと次からはもっと断りにくいので、もらいたくないと思っている人は最初に伝えておくほうが後々楽だと思います。
また、断ってもおやつを与えようとしてくる人はこちらがダメと伝えても自分は間違っていないと思っている人なので、何を言っても無駄な場合が多かったりします。
どうしてもやめてもらえない場合は、できるだけ会わないように時間をずらしたり、散歩コースを変更するなどの自分で出来る対策をとってその人に関わらないようにするのが一番トラブルが少なく解決できると思います。
言いづらいのに頑張って断りを入れたのに、わかってもらえずにおやつを与えられたら悲しいし悔しいですよね・・・
なるべくトラブルは起こしたくないし、何度も断るのも気持ちが疲れてしまうので、真っ向から戦わずに散歩時間、コースを変えるなど逃げる選択をするのもおすすめですよ。(私はそうしています)