うちの子、お散歩中の引っ張り癖がひどくて・・・
引っ張り癖があるとお散歩も疲れちゃいますよね😥
我が家のゴールデンはイージーウォークというアイテムを使って引っ張り癖が軽減しました!!
イージーウォーク?
イージーウォークはドッグトレーナーさんもおすすめする、引っ張り癖を軽減するために作られたハーネスのことです。
我が家のゴールデンレトリーバーは、子犬の頃は引っ張り癖があり、大型犬なのでお散歩が大変でした。
1歳半になった現在はイージーウォークを使用しなくてもほとんど引っ張らなくなり、本当に買って良かったなと思うアイテムです。
今回はイージーウォークとはどんなハーネスなのかや、我が家の愛犬に使用してみた感想と使ってみて感じたことを中心に、サイズの選び方や装着方法についてもご紹介します。
- 引っ張り癖を軽減したい
- イージーウォークってなに?
- 購入後の装着方法を知りたい
イージーウォークってなに?
イージーウォークとは、引っ張り癖のある犬への装着が特におすすめの引っ張りを軽減できるハーネスです。
イージーウォークは、力がかかっている方向とは逆に進みたいという犬の習性を利用した構造になっており、犬が引っ張りづらい気持ちになるように作られています。
リードがピンと張っている状態は、犬にとってはもっと引っ張りたい気持ちにさせてしまうのです。
でも、すでに引っ張り癖がついたわんちゃんにリードをピンと張らないようにするのは難しい・・・
その通りです。
そこでイージーウォークの登場です!
イージーウォークは、リードを繋げる場所が犬の上部(背中のところ)ではなく、前側(胸のところ)にあります。
一般的なハーネスは引っ張ってもそのまま体重をかけて進むことができますが、イージーウォークは前胸側にリードを繋げるところがあるので、引っ張った場合は体が後ろに向く構造になっています。
この構造のおかげで、強く引っ張れば引っ張るほど体は飼い主さん側に向いてしまいます。
簡単に言うと、体の向きが進みたい方向に向きにくくなるため、前へと引っ張りにくくなるのです。
また、イージーウォークを装着したわんちゃんが引っ張ると前側(胸のところ)が少し締まります。
この締め付けでさらに少し動きにくくなるので、引っ張りたい意欲を少し抑えることができます。
締め付け具合は一定のところでこれ以上は締まらなくなるので、わんちゃんが痛くはありません。
引っ張ることを止めれば締め付けも緩みます。
このおかげで、引っ張っている時はなんとなく歩きにくくなるしちょっと不快だなとわんちゃん自身がだんだんわかってきます。
実際に使ってみて感じたこと
我が家は子犬のお散歩デビュー頃~1才すぎまでの間、イージーウォークにかなりお世話になりました。
実際に使ってみて、私はメリットの方が大きいと感じました。
もちろんデメリットもあるので、実際に使ってみてここはイマイチだったなあと言う点も紹介します。
イージーウォークのメリット・デメリット
私が使ってみて思ったメリットとデメリットは以下の通りです。
引っ張りがかなり軽減されるが、全く引っ張らなくなるわけではない
イージーウォークの一番のメリットは引っ張る力がかなり軽減するところです。
体感としては、今までが100%の引っ張る力だったとすれば、50%~30%ぐらいになるイメージです。
常にグイグイ引っ張る系のわんちゃんだと、かなり楽になるのが実感できますよ!
ただし、イージーウォークはあくまで引っ張りを軽減するだけであって、完全に引っ張り癖を無くすことはできません。
そのため、イージーウォークと並行して引っ張り癖を直すトレーニングをおこなわないと、根本的な解決にはなりません。
また、瞬発的な引っ張りには効果が薄いため、普段は引っ張らずに車や鳥などを見つけて、その時のみ対象物に向かって突然引っ張るタイプのわんちゃんには効果が実感しにくいです。
サイズが豊富
イージーウォークはサイズも豊富で、小型犬~超大型犬まで対応しています。
サイズは、S・M・ML・Lの4サイズで、過去にはXLもありましたが現在は廃盤となっています。
ちなみに、Lサイズでも43.1kg程度までのわんちゃんに対応していますので、ほとんどのわんちゃんに使えます。
仮にこの体重以上になる犬種でも、引っ張り癖のトレーニングがまだ完了していない子犬の時期には使用できますので、子犬の期間限定で使用しても良いかと思います。
愛犬がS・M・ML・Lのどのサイズに適しているかは以下のサイズの選び方の項目で解説しています。
わんちゃん自身に負担が少ない
引っ張り癖を直すアイテムはいろいろありますが、ほとんどはわんちゃんにとって負担がかかるものが多いです。
例えばチョークチェーンは使う人が上手(プロのドッグトレーナーさんなど)なら締まり具合やタイミングを見て最小限の負担でトレーニングできます。
ですが、普段使用したことがない人が使うとなると、締めすぎてしまったりと扱いが難しいアイテムです。
イージーウォークは締めすぎず、わんちゃん自身に負担をかけることがないので(引っ張ったとき歩きにくくはなりますが)どんな人でも安心して使えます。
脇あたりが擦れやすいとの口コミが多かった
わんちゃん自身が苦しかったりなどの負担になることは少ないイージーウォークですが、ハーネスがヒモ状の硬いタイプなため、皮膚が擦れやすいという口コミを多数見かけました。
わきの下が擦れて皮膚が赤くなってしまった
毛が抜けてしまった
など、イージーウォークを使用して皮膚が擦れてしまい、赤くなったりそこだけ毛が抜けてしまったなどの書き込みが多かったです。
ちなみに我が家の愛犬はそこまで気になりませんでしたが、
皮膚が弱いわんちゃんや、毛が短いわんちゃんは皮膚が傷ついてしまう可能性があるため対策が必要です。
擦れる部分にクッションをつけて肌当たりを良くしてあげる
対策として、擦れる部分に柔らかいタオル生地を巻いたり、ハーネスの外側にキルト芯を巻き、その上から布地を縫い付けるなどをして擦れにくくしている方を見かけました。
ひと手間はかかりますが、こうして対策をすることで皮膚が傷つくことなく使用できます。
装着の向きがわかりにくい
これは最初だけの問題だとは思いますが、リードをつける部分が前胸のところにあるので、他のハーネスに比べて上下がわかりにくいです。
我が家は装着の向きを覚えていない最初の頃、よく夫が上下逆のまま散歩に行っていました😅
今では間違えることはありませんが、上下の見分け方などのコツも下記に紹介していますので装着の際はぜひ参考にしてください。
サイズの選び方
イージーウォークには、現在S・M・ML・Lの4サイズありますが、サイズ選びを間違えてしまうと上手く装着できなかったり、散歩中に抜けてしまったりなど愛犬の命にもかかわります。
購入前に、少し手間ですが巻尺を使って愛犬の胸幅や胴回りを計測して適切なサイズを知りましょう。
サイズ選びは胸幅と胴回りを測って選ぶ
イージーウォークのサイズを知るには、以下の2点を巻尺を使って計測します。
- 胸幅・・・前足の約2.5cm後ろから胸の骨の上を測り、反対側の前足の約2.5cm後ろまでを測る
- 胴回り・・・前足の後ろ、胸の最も深い部分一周にメジャーを巻く
胸幅と胴回りを測ったら、愛犬がどのサイズに適応するかを以下の表で確認してください。
サイズ | 胸幅 | 胴回り |
---|---|---|
S | 23cm~30cm | 38cm~51cm |
M | 30cm~38cm | 51cm~71cm |
ML | 36cm~46cm | 64cm~89cm |
L | 41cm~53cm | 66cm~91cm |
体重での目安
- Sサイズ…7kg~11kg(小型犬)
- Mサイズ・・・11kg~23kg(中型犬)
- MLサイズ・・・18kg~29kg(中型~大型犬)
- Lサイズ・・・29kg~43kg(大型~超大型犬)
体重での目安はわんちゃんの犬種によって骨格などが変わるため、この体重だからこのサイズがピッタリというのはなかなか難しいです。
我が家のゴールデンレトリーバーのサイズ
我が家のゴールデンレトリーバーは生後4か月(体重16.0kg)の頃にMサイズを購入し、当時は一番きつく締めれば装着できるサイズでした。
ちなみに現在25kgですが、まだMサイズを装着できます(これ以上大きくなると1つ上のMLサイズの方が良さそう)
装着の仕方
イージーウォークの装着って他のハーネスに比べて向きなどがわかりづらく、少し複雑なんですよね。
そこで今回は、実際に装着の仕方について画像付きで解説します。
①上下左右の向きを確認する
一番最初に、上下左右の向きを確認しましょう。
向きさえ理解していれば、つけ間違えるということは確実に減ります。
まず、ハーネスをYの字のように置きます。
Yの字部分のそれぞれに少しずつ違いがあるので、それを頼りに向きを判断します。
- 前胸側は、リードをつけるところがある
- 背中側は前胸側と同じ色になっている
- お腹側だけ色が違うように作られている
上記3つのポイントを覚えておくことで、向きを間違える可能性が減りますよ♪
↑実際につけた形になります。
②お腹側のバックルだけはずす
向きがなんとなくわかったら、実際に装着していきます。
イージーウォークには、背中側とお腹側にバックルがありますが、基本的に背中側のバックルは外しません。
装着の関しては、お腹側のバックルを外すだけで装着できます。
③バックルを外したら、イージーウォークを頭から通す
お腹側のバックルを外したら、下記の画像のように持ちイージーウォークをわんちゃんの頭に通します。
④頭からイージーウォークを通したらお腹側のバックルを止める
イージーウォークを無事に頭から通したら、以下の写真のような状態になります。
上記の画像と同じような状態になっていれば、お腹側のバックルを止めます。
⑤イージーウォークの締め具合が正しいか確認する
バックルを止めれたら、これで装着は完了です。
あとはイージーウォークがきつくなりすぎていないか、または緩すぎないかを確認します。
ベストな締め具合は、指が1~2本入るぐらいです。
男性の人や手が大きい人ならば1本、女性の人や手が小さい人なら2本を目安にしてください。
基本的にイージーウォークの締め付け具合の調節は初回以降ほとんど必要ありませんが、どうしても少しずつ緩んできますので時々は締め具合を確認してください。
⑥トの字になっていれば正しい装着が出来ている
きちんと装着が出来ているか、締め具合は適切かどうかを判断する簡単な方法として、横から見たときにイージーウォークがトの字になっているかどうかがあります。
どこかが緩んでいたり、きつすぎているとトの字にはなりません。
また、装着の向きが違っていたり、間違ったつけ方でもトの字にはならないため、装着に慣れない頃はこのトの字を覚えておくと良いでしょう😊
特に前胸側は、横から見たときに横一直線(水平)になっていれば締め具合はベストな状態なので、意識すると良いですよ♪
まとめ
今回はイージーウォークについて紹介しました。
我が家では本当に子犬時代の引っ張り軽減にイージーウォークが貢献してくれました。
イージーウォークなしでは、毎回のお散歩が苦痛だったと思います。
ただし、イージーウォークだけでは引っ張り癖は直りません。
引っ張りは軽減してくれますが、根本的な引っ張り癖と言うのはやはりトレーニングをする必要があります。
ですが、引っ張り癖を直す間や、今すぐにでも引っ張りを軽減したい場合は、イージーウォークを使用することで飼い主さんのお散歩での負担が減ります。
グイグイ系わんちゃんで毎日のお散歩がつらい方、引っ張りを軽減したい方はぜひ試してほしい商品です。